子供の成績を考えたときに、家庭教師をつけようと考える親御さんは多いと思います。そこでいざ家庭教師を選ぼうと思ったときに、ついつい有名大学の学生や卒業生なら大丈夫だと思っていないでしょうか。実は、家庭教師は必ずしも有名大学の学生や卒業生なら優秀というわけではないのです。家庭教師選びで大切なのは、何よりお子さんとの相性です。
これは性格的なところはもちろん、お子さんがどの科目やどんな種類のテストが苦手で重点的に頑張りたいと思っているのか、今通っている学校のシステムはどうなっているのか、どんな学校を受験したいと思っているのかといった点でのすり合わせも含みます。例えば、お子さんが数学が苦手だったとします。そのときに有名大学の理数系の学生が教えにきても、その学生には数学が苦手だというお子さんの気持ちや思考回路は理解できないかもしれません。もともとある科目が得意だという人はその科目が苦手だという人の苦しみをなかなか理解できないものなのです。
あるいは、お子さんは公立の学校に通っているのに、教えに来た人は私立の中高一貫校の出身だとしたらどうなるでしょうか。この場合、なかなかお子さんの学校のシステムや環境というのを想像できないという可能性はかなり高いでしょう。このように、家庭教師選びはただその人の在籍・出身大学が有名だったらいいというわけではありません。お子さんに気持ちよく勉強を頑張ってもらうためにも、きちんと相性を見極めることが大切です。
