家庭教師には科目によって需要が異なりますが、中でも英語と理数科目は希望される方が多いです。理系科目の指導では内容の理解と実際に問題を解く力を身につけさせることを行う必要があります。まず内容の理解は教科書を中心に説明をしていきます。このときに例題や基本問題を用いて基礎が理解できたか確認すると確実です。
一通り説明ができたら演習に入ります。まずは生徒に自力で解いてもらい、できていなければヒントを出しながら解いてもらいましょう。すぐに説明をしてしまうと考える力が養われないので気をつけてください。解き終わったら解説だけでなくその他に解法があれば紹介し、その問題で重要なポイントも教えると復習しやすくなります。
この時、家庭教師側が気にならない部分でも生徒から見ると難しく感じることもよくあるので生徒の反応を見ながら説明するようにしてください。自力で解けなかった問題はヒントや説明で理解できても次にまた解けるとは限らないのでもう一度説いてもらう必要があります。授業内で行うのが厳しい場合には宿題として次回までに復習をしてもらっても大丈夫です。間違えた問題には印などをつけておきしばらくしてからもう一度解くと記憶にしっかりと残るので指導内容の区切りが良いところで印の問題をまとめて解き直すのも良いでしょう。
宿題に関しては生徒が学校から出されている宿題の量を考慮することが必要です。これは定期考査などの計画を立てるときも同じで家庭教師側が勝手に立てるのではなく生徒の生活を聞きながら一緒に立てるようにしてください。理系科目に関しては暗記だけでは解くことができないので最低でも二週間前には対策をしなければならないので気をつけましょう。